MENU

アーカイブ アーカイブ

大分合同新聞(7月20日)暮らしに広がる「障害者アート×企業」記事が掲載されました

 

(記事文章)

 

大分市高松の第一調剤薬局柳通り店前に立つキリンの親子のオブジェ。高さ約1・5メートル、明るく鮮やかな色が目を引く。自由に触ることができ、子どもたちが背中にまたがって遊ぶことも。
 同店がオープンした2020年秋、「地域の人に親しまれるシンボルを」と考えていた今田屋耕一郎社長(52)が、別府市の障害者事業所「デザイナーズ・カンパニーY・H2020(ユーツー)」に「デザインも納期も全てアーティストにお任せで」と発注した。
 利用者18人が、「多くの人の癒やしになるように」「店内にある絵とリンクさせては」とアイデアを出し合い、約半年かけて完成させた。今田屋社長も制作に一部加わり、交流したという。
 ユーツーでは、障害がある人が伸び伸びと創作を楽しむ。感性豊かな作品に、さまざまな業種からコラボの依頼も多い。梅本弥生代表(52)は「メンバーの社会参加や工賃アップにつながるので、どんな注文も大歓迎。もっと多くの人に障害の特性や作品の素晴らしさを知ってもらいたい」と力を込める。
 地域の健康づくりの拠点を目指している同薬局は「見る人に元気を与えてくれるキリンを目印に、気軽に相談に来てほしい」と話している。

 

 

※この記事は、7月20日 大分合同新聞 4ページに掲載されています。

2023年07月20日 更新