大分合同新聞(3月28日)に大分のご当地フォント「ゆけむりふぉんと」誕生 が掲載されました
(記事文章)
大分のご当地フォント「ゆけむりふぉんと」が誕生―。県内の障害者が書いた文字や絵柄を、商業利用などで幅広く活用できるよう、別府市扇山の「naNka(なんか)」のデザイナーがフォントやパターンとしてデータ化、専用サイトからダウンロードできる。ディレクターの佐藤霧子さん(49)は「魅力的なフォントばかりなので多くの人に使ってほしい」と呼びかけている。 始まりは2016年、東京都渋谷区で障害者と、デザインを学ぶ専門学生らが土産物を共同開発した際に生まれた「シブヤフォント」。官公庁内の案内板や名刺デザインなどに採用され、注目された。
この取り組みを全国に広げようと本年度、日本財団(東京都)が助成、大分をはじめ、5カ所で「ご当地フォント」が完成した。
「ゆけむりふぉんと」は、別府市扇山の障害者事業所「デザイナーズ・カンパニーY・H2020(ユーツー)」(梅本弥生代表)の利用者7人が中心になって作ったユニークな文字、デザインを、障害者アートブランド「naNka」のデザイナーが、多くの人が使いやすいようにデータ化。約200文字、湯煙やカボスなどをイメージした6デザインを昨年12月に登録した。
企業や団体での商業利用についてはライセンス契約が必要だが、個人使用ならフォントは無料、パターンは500円でダウンロード・利用ができる。
佐藤さんは「素材の良さを生かし、できるだけ手は加えていない。認知度を高め、より広く活用してもらうためにも、他の事業所とも協力し、種類を増やしていきたい」と話している。
問い合わせはユーツー(0977-85-7100)へ。
※この記事は、3月28日 大分合同新聞 12ページに掲載されています。
2023年03月28日 更新